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古代の里へ 14

神武天皇が皇祖を祀った等彌神社  2020-2-23参拝 2020-7-5

初瀬の里、三輪の里と巡って多武峰街道へ。
「多武峯」は絶対読めないけど「とうのみね」と言います。
三輪の里から談山神社のある多武峰へ行く街道の近くには
磐余(いわれ)の邑(行ってないんだけど)があり古墳や宮跡がたくさんあります。

多武峰街道コース
等彌神社→聖林寺→音羽観音寺

等彌神社 とみじんじゃ。

延喜式内社。
神武天皇が橿原で即位後、鳥見山(とみやま)に皇祖神及び天津神を
祀った場所である霊畤(まつりにわ)が始まりです。
日本書紀の記述では大嘗会の起源だそうです。

とにかく、とてつもなく古い神社であります。

鳥見山山中にありましたが天永3年(1112年)、
山崩れにより社殿を現在地に移しました。

大神神社から車で県道37の多武峰街道に入るとすぐに等彌神社があります。

20-2大神神社 (253)

立派な神社です~
延喜式内社でもあるし、由緒も凄いんですけど、実は今まで知りませんでした。
まああああ、私としたことが!と思いました。

20-2大神神社 (217)

境内図。
たくさんのお社がありますが、右側にあるのが下尾津社。
奥の山の入り口にあるのが上尾津社。
上津尾神社の下の方にあるのが護国神社。

背後の山が鳥見山です。

20-2大神神社 (218)

友情の碑があります。
万葉集にもこの辺りを詠んだ歌があるそうです。

20-2大神神社 (219)

境内は鬱蒼とした森の中へ。
鳥居をくぐって現世との結界を通ってしまうと、遥か昔、神武天皇が
大和を手に入れる為にこの地にやって来た時にタイムスリップしてしまいそう~

歴史ロマンいっぱいだけど、すぐ殺されそうーー;

20-2大神神社 (220)

祓所。

20-2大神神社 (221)

下津尾社への入り口。

こちらが表参道で順路だと思っていましたが、
上津尾社へ行くのが表参道でした。

二の鳥居から入った所は合っていたはず。どこで間違えた???

20-2大神神社 (222)

下津尾社は八幡社と春日社の二つの本殿があります。
拝殿の扉の彫り物がカッコいい!弓らしき物を持った鳥は八咫烏かな?

この日、下津尾社では木の枝を切っていて、お邪魔になりそうだったので
早く参拝を切り上げました。

20-2大神神社 (224)

猿田彦神社。

20-2大神神社 (225)

どんどん山に入って行きます。
この先に上津尾社があります。

広い境内ですが掃除は完璧です。

20-2大神神社 (229)

苔むした鳥居。
鳥居が苔むしているのってあまり見ませんよね。
しかも上の方が苔だらけだし。

小さな山の妖怪が並んでこっそり見ていそう。
イメージはもののけ姫のコダマ。

20-2大神神社 (238)

上津尾社。
新しいです。境内も最近、整備された感じです。

雰囲気といい、苔の感じといい、古い寂れた感じかと思いきや、
下津尾社も上津尾社もお社は新しくてキレイです。

過去と現在が入り混じっているような感じがします。

20-2大神神社 (226)

拝殿。
雅で華やかな感じがします。絵馬も新しく、色鮮やかです。

祭神は大日霊貴命(天照大神)
天永3年(1112年)、山崩れにより鳥見山山中よりこの地へ遷ってきました。

20-2大神神社 (227)

参集殿と拝殿は渡り廊下で繋がっています。
これまた雅。

大きな石には「申 大孝」と書かれています。
神武天皇が「皇祖神を祀って大孝を申し上げたい」という事に由来します。

20-2大神神社 (228)

本殿が見えます。
やっぱり古いお社ではないです。

これが桧皮葺きの色褪せたお社だったらしっくりくるのかも。

20-2大神神社 (230)

櫻井弓張社。 祭神 櫻井弓張皇女。
敏達天皇の第七皇女で磐余山東光寺の鎮守の神だったそうですが、
東光寺が廃寺となり等彌神社へ遷されました。
なんでも夜泣きの神様として庶民の信仰が厚かったそうですよ。

また、櫻井弓張皇女の陵墓は、鳥見山西北の上げ山と伝えられており
桜井の地名の由来の一つとされています。

弓はどこにも関係ないんだな。。。

20-2大神神社 (239)

ここから鳥見山へ登って行けます。

20-2大神神社 (240)

登山道の説明がありますが、ネットのどこかで山頂付近が崩れていると
読んだ記憶がありますので、登る方は良く調べてから登山されるといいですね。

20-2大神神社 (231)

登山口の脇にあるのが稲荷社。

20-2大神神社 (232)

こちらのお社はだいぶ年季が入ってますが、注連縄は新しく
紙垂(しで)の白が輝いていますね~

この神社さんの管理は凄いなぁと感心します。

20-2大神神社 (233)

往復2kmは無理だけど、折角なのでちょっとだけ鳥見山へ踏み込んでみます。
(この後、音羽観音寺でとんでもない登山をするとは夢にも思いませんでした)

20-2大神神社 (234)

少し登ると黒龍社があります。

地元のおばあさんが季節外れの時期に大蛇を見たという事で
お社が建てられました。
蛇と言えば大物主の化身ですからね、これは!って事で祀っちゃったんですかね?

20-2大神神社 (235)

等彌神社の起源ですが、神武天皇が橿原で即位した4年後、
鳥見山に皇祖神(天照大神)を祀る霊畤(まつりにわ)を設けたのが始まりです。

霊畤とは祭壇、祭場の事だそうで、日本書紀によると大嘗会の起源です。
昨年、天皇陛下の即位の際に行われたあの儀式です。

20-2大神神社 (236)

霊畤拝所→斎場→庭殿→白庭山→霊畤で山頂ゴールです。
斎場には神籬(ひもろぎ)があったそうです。
庭殿は祭りの饗宴が行われた場所で、霊畤で神を祀りました。

で、白庭山はと言いますと・・・
神武天皇の宿敵・長髓彦の主君・饒速日尊が天より磐船に乗って降り立った地だそうですよ。

敵の聖地に自分の聖地をかぶせてくるって有りがちかもしれない。

20-2大神神社 (237)

ここから薄暗く急な上り坂を見て、ここまでにしようっと思い引き返しました。

遺跡とか古墳とかはないんでしょうか?
神籬があったという事ですが、それらしき跡はなさそうです。

でも等彌神社のご神宝には神獣鏡や鉄刀、勾玉があるって
HPに書いてあったので、山を含めた境内からは遺物が出土しているようです。

20-2大神神社 (241)

祓所。

凄い歴史を持つ鳥見山ですが、実はもう一つ同じ名前の山があり、
神武天皇が霊畤を造ったという同じ伝説があります。

宇陀市にあるのですが、どちらも神武天皇の所縁の地で、
今となっては「こっちだ!!」とは分からないですね。

いつか分かる日が来るのかな?

20-2大神神社 (242)

苔むした石灯籠。

等彌神社は延喜式内社だし、ずうっとこの場所に鎮座しているのに
何かエピソードは無いのだろうか?
いろいろ探してみましたが何も出てきませんでした。

20-2大神神社 (243)

こちらが表参道でしたね。

20-2大神神社 (244)

桜井市護国神社。
昭和30年代にここに創建されました。

20-2大神神社 (245)

桜井市より出征された1860余柱の英霊を祀ります。

20-2大神神社 (246)

1860余柱…それだけの人が亡くなられたんですね。
なんとも悲しいですね。
こんな事が二度と起きないことを願ってきました。

20-2大神神社 (247)

社務所近くまで戻ってきました。
桃神社。祭神は意富加牟豆美命。この神様、桃の神様です。

20-2大神神社 (248)

桃と言えば桃太郎!と思うのですが、そんな安易なものではなく、
なんと古事記に由来します。

伊耶那岐命が黄泉の国から逃げる時、追っ手に桃の実を投げて逃げおおせました。
桃は邪気を祓う呪力があるんですって。

20-2大神神社 (249)

広い境内を一周してお参りしてきましたが、いろいろ見損ねたように思います。

20-2大神神社 (250)

社務所へ行って御朱印をお願いします。

境内を完璧にしているだけあって、社務所もオシャレに花を飾ってます。

等彌神社朱印

御朱印。

目を引くのはまるで何かの戦隊もののような人形のハンコ。
これは人型の八咫烏なんです。
オ━━(#゚Д゚#)━━!! なんか面白い!と思いません?

八咫烏って実はカラスじゃなくてカラスの面でも被った人だったかもしれないですね。

20-2大神神社 (252)

社務所の中にも数体いたけど売り物ではないみたい。

境内の木の根元から出土した土偶らしいです。
ネットに年代は書いてなかったのでどのくらい古いのか分かりませんが、
土偶と言えば古墳時代??

神社もマスコット的な感じで使っていきたいのかな?と思いました。
お守りにしてくれたら私、買うのにな~

20-2大神神社 (251)

最後に社務所前にあった由緒書き。

等彌神社は歴史もあってお社は奇麗だし境内は広くて鎮守の森に囲まれて、
何より気持ちよくて日々の生活で汚れた自分が浄化されて行く感じがします。

大神神社もそんな神社なんだけど、有名無名でこんなに違うんですよね。
大神神社に来たら等彌神社へも足を運んでみて下さいね。

 等彌神社 HP >>

次は大神神社の別当寺にあったという国宝・十一面観音像の座す聖林寺へ行きます。

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tag : 等彌神社 鳥見山 神武天皇 朱印 下津尾社 上津尾社

comment

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No title

こんにちは。
結構奈良の神社もまわっているつもりでしたが、等彌神社を「とみじんじゃ」と読む事さえ知りませんでした。ちょっと恥ずかしいかぎりです(^^♪

八咫烏って実はカラスじゃなくてカラスの面でも被った人だったかも・・・・いやー、すごい視点ですね。勉強になります。カラス戦隊?の人形もなかなか面白いですね。

三密ではなさそうなので、そのうち行ってみようと思います。

Re: No title

sazanamijiro様

訪問ありがとうございます。

奈良は本当にたくさんの神社と歴史が詰まっていますね。

私はあの人型八咫烏がすごく気に入っていて、本物がどこかで見られないか捜索中です。
等彌神社で聞くのが一番早いんでしょうけどね^^;
うん、もう一回等彌神社へ行こうと思います!

三密の心配はないと思いますのでぜひ参拝してください。
素敵な神社です。
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プロフィール

じゅみーcoco

Author:じゅみーcoco
伊勢神宮の近所で生まれ育って
現在、伊勢の隣の町に在住。

忙しかった子育ても一段落。
行きたかった神社、お寺、
歴史の舞台、遺跡etc
あちこちお出かけするぞ~~
御朱印ももらっちゃうもんね^^

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