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11月の行楽 和泉葛城篇 1

山の中にある施福寺  2019-11-3参拝  2020-1-22

1月も終わろうという時期になりましたが、まだ昨年の記事です^^;
薄れた記憶を思い出しながら書いているので、記憶間違いもあるかも。
ご容赦くださいませ  <(_ _)>

11月の行楽 三日目は和泉葛城山系の大阪側を巡りました。

和泉葛城篇
施福寺→満願滝弁財天→男乃宇刀神社→子安阿弥陀寺→天野山金剛寺→
大威徳寺→積川神社

槇尾山 施福寺 まきおやま せふくじ。
または槇尾山寺。

西国三十三観音霊場の四番札所。
創建は古く、欽明天皇の時代(550年ごろ)に行満上人が創建したと伝わります。
役小角(役行者)、行基、空海(弘法大師)などに関わる伝承もあります。

南北朝時代、戦国時代にはたびたび戦渦に巻き込まれ、
伽藍を焼失しますが、豊臣秀頼により、慶長8年(1603年)に再興されました。

しかし、江戸時代末期の弘化2年(1845年)の山火事で仁王門を除く伽藍を焼失。
現在の本堂等はその後に再建されたものです。



大阪府と和歌山県と奈良県の境に「金剛・和泉葛城山系」と言う山々があります。
今回は金剛山の方は行けなくて(ロープウェイが止まっていた)、
和泉葛城山の大阪側の麓の社寺を巡りました。

まずは三十三観音の霊場である施福寺です。

このお寺は山道をずうっと行った突き当りから30分山を登らないと行けないお寺です。
どこかに車で行ける道があるかと調べましたが、無かったです。
登るつもりだったので良いんですけどね。

和泉葛城山 (7)

午前9時前に到着。
駐車場が少ないと書いてあったので、朝一番に来たのですが、なんと満車です。
が、すでに帰って行く人もいて、なんとか停められました。
びっくりですね~そんな人気なの?

帰りにはロープが張ってあった空地も駐車場になっていて、
それならもっと早く開けて欲しかったです。
停められなくて困っている人もいたので。

和泉葛城山 (9)

写真はありませんが、駐車場の向かいに槇尾山観光センターという、
小さなお店があります。
ここで飲み物を買えってネットに書いてあったので、その通り買いました^^

ここから先は飲み物、食べ物は売っていません。

和泉葛城山 (10)

さあ、出発です。
うーん、古刹らしからぬ看板がずらっと並んでいます。

和泉葛城山 (11)

大阪らしいキャッチフレーズです。
しかも三つも。ちょっと苦笑しちゃいます。

まあ、これだけ言うんだから、凄い物があるんだろうと期待して登ります。

和泉葛城山 (12)

舗装されているし、遊歩道的な感じで、
景色を楽しみながら行けます。この辺は。

和泉葛城山 (14)

十三重塔。

施福寺への道のりは約1km、30分の登り。
石段を951段登ります。

和泉葛城山 (15)

山門が見えてきました。
またまた三つのキャッチフレーズ。さっきのとは微妙に違う^^;

和泉葛城山 (16)

江戸時代末期の弘化2年(1845年)の山火事で、唯一残った仁王門。
施福寺で一番古い建物です。

和泉葛城山 (17)

阿形。

和泉葛城山 (18)

吽形。

ここで参道を整備してくださっているであろう男性二人とすれ違いました。
「ここから950段ですよ!頑張って!」と声を掛けてもらいました。

思わず「ここから?!」と言ってしまいましたーー;
だって、結構登って来たと思っていたから。。。

和泉葛城山 (19)

旅の安全を祈る草鞋の奉納がたくさんあります。
何より健脚を祈っていると思うんだけど。

和泉葛城山 (20)

なだらかそうに見えるけど。。。

和泉葛城山 (21)

意外と勾配はキツイです。
ちょっと登ると山門が下の方に見えるんです。

和泉葛城山 (24)

石の階段はだんだんガタガタになってきます。
きっと江戸時代か、もしかしたらもっと古い時代の物かも知れません。

和泉葛城山 (25)

登りは徐々に険しくなります。

右側には古く苔むした石垣があります。
参道のあちこちにかつて建物があった痕跡があります。

中世には970もの僧坊が建ち並び、修行僧は3000人もいたそうです。

和泉葛城山 (26)

現代の巡礼者も最後の難関に差し掛かろうとしています。
そろそろ明るい日差しが見えてきました。

和泉葛城山 (28)

愛染堂。

書いてある通り、弘法大師剃髪の地だそうです。

和泉葛城山 (29)

弘法大師空海は延暦12年(793年)、20歳の時に施福寺で
勤操を導師として出家剃髪し得度したそうです。

和泉葛城山 (31)

内部は新しくスッキリしていますね。

空海は唐から戻った後、施福寺を再訪し
大同2年(807年)から二年間修業をしたそうです。

和泉葛城山 (33)

こちらは弘法大師の髪を納めているお堂。
本当に髪の毛あるのかなぁ?

和泉葛城山 (32)

さあ、最後の登りです。

和泉葛城山 (34)

着いた~~~
おや?こちらは裏側?

和泉葛城山 (41)

ぐるっと回ってこちらが表。

施福寺は欽明天皇時代(540~71年)、天皇の勅願により
播磨国加古郡の行満上人が創建したとされます。

御本尊は弥勒菩薩ですが、観音霊場の札所本尊は千手観音です。

和泉葛城山 (36)

千手観音の伝説では、、、

宝亀2年(771年)、槇尾山寺(施福寺)に住していた摂津国の僧・法海のもとに、
一人のみすぼらしい修行僧が現れ、少しの間この寺で過ごさせてくれと頼んだ。
この修行僧は客僧として槇尾山寺で熱心に修行に励み、寺に尽くした。

修行を終え、寺を去る際、客僧は帰りの旅費を乞うたが、
寺僧たちはそれを拒み、客僧をののしって追い払った。
客僧は怒り「何ということだ。このような寺はいずれ滅び去るであろう。」
と叫んで出て行ってしまった。

それを知った法海が後を追うと、修行僧ははるかかなたの海上を、
沈みもせずに歩いていった。
これを見た法海は、修行僧は自分らを戒めるために現れた観音の
化身であったと悟り、千手観音の像を刻んで祀ったという。

というお話。
法海和尚の彫った千手観音像は残念ながら焼失しました。

和泉葛城山 (40)

では御朱印を頂いて拝観料500円で本堂の中へ。
立体マンダラのパワースポットとやらはどんなものか?

いや~~~良かったですよ!
お寺の方が自慢したくなる仏像群でございました。
写真が撮れないのが残念です。

和泉葛城山 (39)

撮影不可なので、どなたのブログにも仏像の写真はないし、
HPも無いようなので、実際に自分で行くしかないです。

拝観しない人が多いようで、あのキャッチフレーズになったんですね。
かえって怪しい気がしますが^^;
せっかく大変な思いをして登るので是非とも拝観をお勧めします。

施福寺朱印

御朱印。
大悲殿と書かれています。三十三観音の御朱印です。


和泉葛城山 (37)

本堂からは和泉葛城山系の山々が望めます。

和泉葛城山 (44)

展望台からの眺め。
なかなかの山の連なりです。思ったより険しい山々なんですね。

金剛・和泉葛城山系で修行をしていた役小角が法華経八巻二十八品を
埋納したと伝承があり、その経塚を「葛城二十八宿経塚」と呼びます。
最後の経を埋めたのがこの山であったことから巻尾山(槇尾山)の名が
付いたとする、地名起源伝承もあります。

が、「葛城二十八宿経塚」を調べるとちょっと遠いし、最後じゃないし。
とにかくこの山々のあちこちに役小角が経を埋めたと思うと
歴史ロマンを感じます。

和泉葛城山 (42)

観音堂。

和泉葛城山 (43)

施福寺の千手観音は本堂の中ですけどね。

和泉葛城山 (45)

逆光で見えないんですが、鳥居があり、さらに階段があります。
階段があったら登るしかない!

和泉葛城山 (46)

槇尾明神。お寺の守護神です。

和泉葛城山 (47)

槇尾明神から本堂を見下ろせます。

ここから見ても山深いです。
実は昨日から一人行方不明とかで消防隊やレスキュー隊が出て捜索しているそうです。
ハイキングも多いこの山は登山者が勝手に道を作ってしまったりして、
山の中が迷路のようになってしまっているそうで、時々迷う人がいるそうです。

登山に行かれる方は気を付けて。

和泉葛城山 (48)

さて、山を下りますが、本堂の裏っ側は見ておかないとね。

施福寺は南北朝時代に南朝に味方したため、戦渦に巻き込まれ
寺運は徐々に衰退しました。

和泉葛城山 (50)

虎かなぁ?素敵な彫刻があります。
モミジが赤かったらとっても絵になります。

天正9年(1581年)には織田信長と対立したことが原因で一山焼き払われます。
その後豊臣秀頼により再興されます。

和泉葛城山 (51)

裏じゃなくて横なんですけど、誰もいなくて良い感じです。

江戸時代には徳川家の援助で栄えますが、
弘化2年(1845年)の山火事で仁王門を除く伽藍を焼失。

和泉葛城山 (49)

こちらは庫裡かな?

和泉葛城山 (52)

あっ!お寺の秘密兵器発見!
だよねー重い荷物を運んだりするの大変だものね。

和泉葛城山 (53)

このお寺にはまだ伝説がありまして、花山法皇が粉河寺から施福寺へ
向かう途中、日が暮れ道に迷っていると馬が現れ道案内したという。
本堂には馬頭観音菩薩が祀られています。

和泉葛城山 (54)

さて、山を下ります。

和泉葛城山 (55)

大阪方面の景色。
ちょっと霞んでいますが、空気が澄んでいると六甲山まで見えるそうです。

和泉葛城山 (56)

帰りは早いです^^

和泉葛城山 (58)

あっという間に山門。

すれ違ったおばあさんは巡礼装束で杖をついて足が悪そうです。
それでも山を登ってお参りをしようという姿には頭が下がります。
私も年を取って色んな事が困難になっても諦めない老人になりたいです。

和泉葛城山 (60)

行きには気付きませんでしたが、何かがあった痕跡があります。
よーく見ると上の方に磨崖仏がありました。

和泉葛城山 (61)

昔はこの参道にはたくさんの仏像や磨崖仏があったのかもしれませんね。

 槇尾山 施福寺 和泉市槙尾山町136

和泉葛城山 (63)

次は施福寺の登り口にあった満願滝弁財天へ行きます。

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Author:じゅみーcoco
伊勢神宮の近所で生まれ育って
現在、伊勢の隣の町に在住。

忙しかった子育ても一段落。
行きたかった神社、お寺、
歴史の舞台、遺跡etc
あちこちお出かけするぞ~~
御朱印ももらっちゃうもんね^^

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