FC2ブログ

和歌山市探訪 5

三菅廟のひとつ 和歌浦天満宮  2019-7-14参拝 2019-10-26

せっかく和歌山市に来ましたが、時間が無いので厳選しまして、
古くからの景勝地である和歌の浦に行きました。

竈山神社→紀三井寺→玉津島神社→和歌浦天満宮→紀州東照宮

和歌浦天満宮 わかうらてんまんぐう。
神社庁への登録は天満神社。

和歌浦天満宮は今回の訪問で一番印象に残った神社です。
風光明媚で雅な神社です。

菅原道真が太宰府に赴く時に立ち寄った場所。
ここで道真は2首の歌を詠みました。

康保年間(964 - 968年)に参議の橘直幹が大宰府から帰京する途中に和歌浦へ立ち寄り、
この地に神殿を建て道真の神霊を勧進して祀ったのが始まり。

天正13年に豊臣秀吉の兵火によって焼失した後、
紀州藩主浅野により再建されました。


玉津島神社から800mほどで和歌浦天満宮に着きます。
御手洗池公園に沿って細い道を入って行ったところにあります。

この日は同じ道沿いにある武道館で何かの大会があって、
人でごった返していました。
そこを通り越したら神社はひっそりと佇んでいました。

和歌浦 (100)

駐車場は左側です。
5~6台停められたと思います。

和歌浦 (101)

重要文化財が多数あります。

和歌浦 (102)

由緒は読みにくいですね。

延喜元(901)年左大臣藤原時平の讒言により筑前太宰権師に左遷された。
赴任の時、海上の風波を避けるため、この和歌浦の地に船を停泊した。
地元の漁民はこれを迎え、網を巻いて円座を作り菅公はここに休まれた。
やがて、風波が静まり再び任地に向かわれる時、〝老を積む身は浮船に誘はれて遠ざかり行く和歌の浦波 見ざりつる古へまでも悔しきは和歌吹上の浦の曙〟と詠まれたのである。

その後、村上天皇の康保年間(964~968)参議橘直幹が太宰府より帰京の途中和歌浦に船を停めて、菅公を追慕し、この地に神殿を建立し菅公の神霊を勧請し祀ったのが当天満宮の始まりである。
藤原公任卿の詠歌に〝和歌の浦の天満宮や日の本の名だる一つとぞきく〟とあるように当社は古来より太宰府天満宮、北野天満宮とともに日本の三菅廟といわれている。

こちらは神社庁に載っていた由緒。

和歌浦 (104)

天空への楼門って感じしません?
私のイメージは天空の竜宮城かな。

積み重ねてある石が平べったい岩で、山寺やお城でよく見る大きな石ではありません。
紀三井寺も同じような平らな岩を重ねて石垣にしてありました。
地元にある岩でしょうけど、海辺ではこういう岩をよく見ます。
なので竜宮城もこんな岩で出来ているかな?という私の勝手なイメージです。

和歌浦 (106)

重要文化財のお社が多数あります。
あの凄い石段を上ると素晴らしい社殿があるのですよ。

和歌浦 (105)

入り口を守るのは狛犬ではなく狛牛です。
悪い奴が入って来ても、モーって言いながら見ていそうじゃない? ^^;

そんな狛牛の横を通り過ぎて、石段に挑みます。
写真で見ると普通に見えますが、かなり急な傾斜の石段なんです。

和歌浦 (107)

ガタガタの石段は幅も狭くて、こんな雨の日は滑りそうで危険です。
転げ落ちる恐怖を背負いながら登ります。

和歌浦 (109)

和歌の浦が一望です。
晴れていたらもっといい景色だったんでしょうね。

いにしえの古人もこの景色を見ながら歌を詠んだのですね。
現代はちょっと建物がごちゃごちゃしてる気がしますけど。。。

和歌浦 (108)

楼門は重要文化財。慶長10年(1605年)の建立。

天正13(1585)年には、秀吉の兵乱に遭遇し、社殿を焼失。
社殿を失った天満宮は一時衰退しますが、
慶長9(1604)年 紀州藩主浅野幸長公によって再建に着手。
天神山の中腹を開墾して本殿、楼門などを建立しました。

和歌浦 (110)

本殿。なんと優美な社殿でしょう~~~うっとり~
慶長11年(1606年)の建立。もちろん重要文化財。

和歌浦 (112)

本殿には近寄れなくて必死で撮影。
な~んてキレイな彩色に細かい柄と彫刻。現代に桃山文化を伝える社殿です。

ぼんぼりも雅に見えます^^
扉を開けたら菅原道真が座って歌を詠んでいそうです。

和歌浦 (113)

蟇股には中国の故事になぞらえた彫刻があるそうです。
本殿をぐるっと一周できたら良いのにな~
興味深い彫刻がたくさんあります。

本殿の彫刻は紀伊国那賀郡出身の大工棟梁で
戦国時代の名工として名高い平内政信の作品です。
後に彼は幕府作事方大棟梁となりました。

和歌浦 (118)

屋根がまたまた良い反り具合。
金色の飾りが際立って美しいです。
知識が無くボキャブラリーも無いので「優雅」とか「美しい」しか言えない自分が情けない;;

和歌浦 (114)

この日は梅雨のじとじとした日でしたが、海からの風が吹き上げて
とても涼しく心地良かったです。

せっかちな私ででも平安の時代に思いをはせながらしばらく座っていられそうです。

和歌浦 (115)

楼門の左右の回廊が授与所になっています。
授与所も涼しい風が入り、いくつか吊るされた風鈴が心地よい音を響かせています。

今日みたいな日ばかりではないでしょうけど、毎日ここで過ごしたら
ちょっと人生観が変わるかもしれないと思いました。
時間の流れがゆっくりだし、心が豊かになるような気がします。

和歌浦天満宮

御朱印。

和歌浦印

朱印帳に挟んでもらった吸い取り紙もいいです。

和歌浦 (127)

山の中腹なのでそんなに広くはないです。
慶長9(1604)年に浅野幸長が天神山の中腹を切り開いて建てたそうですが、
秀吉に焼かれる前はどんな姿だったんでしょう?

和歌浦 (126)

ここから天神山へ登れるそうです。
今日は行きません。

元和5(1619)年浅野家に代り、徳川頼宣公が紀伊守に任ぜられ、
当社を和歌浦の地主神と定めて篤く崇敬されました。

和歌浦 (125)

本殿の前には鈴なりの絵馬。
やっぱり学問の神様、入試などの願いが多いようです。

和歌浦 (116)

和歌浦天満宮は本殿と楼門だけではありません。

和歌浦 (117)

天照皇大神宮・豊受大神宮と白山比咩神社と多賀神社があります。
いずれも重要文化財。

和歌浦 (122)

覆い屋がね~ちょっと低くてお社の屋根が見えないんですよ。

和歌浦 (120)

美しい極彩色の絵は見えるんですけどね。

和歌浦 (121)

やっぱり屋根って重要じゃないですか。
全体のあのフォルムを見たいです;;

和歌浦 (123)

他にもたくさんの神様がいます。

和歌浦 (124)

まだまだお社があります。

和歌浦 (128)

気持ちよくて、しばらく境内をうろうろしましたが、
本日最後の参拝になる紀州東照宮へ行きます。
紀州東照宮は同じ天神山にあり、明治維新まで社家安田能登守が
天満宮、東照宮両社官として奉仕しました。

和歌浦 (129)

東照宮へはここから歩いていきます。
近いし東照宮の駐車場は有料です^^;

 和歌浦天満宮 和歌山市和歌浦西2丁目1番24号


<< 和歌山市4 玉津島神社

にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ にほんブログ村 コレクションブログ 御朱印へ


スポンサーサイト



theme : 神社仏閣
genre : 学問・文化・芸術

tag : 和歌山 和歌浦天満宮 菅原道真 朱印 和歌の浦 紀州藩

comment

Secret

ありがとうございました♪

この度は随分前の記事へコメントしたにもかかわらず、親切なお返事をありがとうございました。

「和歌浦天満宮」、素晴らしいお社ですねぇ。
私の旅は主に公共交通機関と徒歩なので、じゅみーcoco様とは違ったコース計画になってしまいますが、足りない所はこちらで勉強させて頂きたいと思います。
これからも素適な記事を拝見させて頂き、参考にさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

Re: ありがとうございました♪

haruka様

どういたしまして^^
haruka様が行かれる高賀神社巡りはあまり人の来ない山に埋もれた神社ばかりですが、
円空仏も見れる施設もありますし、とてもいい神社ばかりです。
みんな、もっと行けばいいのに~と思います。

今回の和歌浦天満宮は芸術的な建築だと思います。
それぞれ、違った魅力がありますよね。

「素敵な記事」なんて言って頂くと恥ずかしいですが、とても嬉しいです。
これからも社寺の魅力と自分の思いを伝えられるよう
精一杯書いていきたいと思います。

ありがとうございました。
FC2プロフ
プロフィール

じゅみーcoco

Author:じゅみーcoco
伊勢神宮の近所で生まれ育って
現在、伊勢の隣の町に在住。

忙しかった子育ても一段落。
行きたかった神社、お寺、
歴史の舞台、遺跡etc
あちこちお出かけするぞ~~
御朱印ももらっちゃうもんね^^

最新記事
Lc.ツリーカテゴリー
フリーエリア
最新コメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新トラックバック
 
カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
FC2カウンター
お勧めショップ

仏教美術の世界にようこそ



ご朱印帳と旅する

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム
神社・寺などの名前を入れてね。
月別アーカイブ
フリーエリア
フリーエリア
リンク
Amazon商品一覧【新着順】
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

FC2ブログジャンキー

「アクセス数が全然伸びない…」そんな悩みをブログジャンキーが解決します!

QRコード
QR
RSSリンクの表示