初瀬の里の浅春 8

最古の天神さんの與喜天満神社 2018-3-10参拝  2018-3-30

長谷寺(登廊・本堂・諸堂・本長谷寺・本坊御開帳)→能満院→與喜天満神社→法起院→長谷山口坐神社→白髭神社

與喜天満神社(よきてんまんじんじゃ)
長谷寺の鎮守社です。

天慶9年(946年)の9月に神殿太夫武麿という人の夢に菅原道真が現れ、
「私はこの良き山に神となって鎮座しよう。」と言われ鎮まられました。
「良き地」と言ったことから「與喜」という社号になったそうです。


長谷寺には何度も来ているのに、與喜天満神社知らなかったんです。
無知って悲しいですね~

今回も神社の方へ行く人は疎らで、きっとみんな知らないんだろうなって思います。
長谷寺への参道には御旅所もあり、この時期、梅が咲いていて
みんな、写真は撮ったりしているんですけど、神社へは行かないようです。

自分も今までそうだったので、仕方ないかなぁと思います。

参道を歩いて来て、お店が増えてきた辺りに神社の石切御旅所があります。

初瀬の里 (3)

さすが道真公の宮、梅の古木があります。

初瀬の里 (6)

立派な御旅所なので、ここが神社だと思う人も多いと思います。

初瀬の里 (4)

結構詳しい由緒が書いてあります。

道真公が神となってこの地で始めて降りた石があるんですけど、
写真ではよく見えませんね。

天慶9年(946年)の9月18日の明け方、修行し徳の高い神殿太夫武麿の夢枕に
高貴な老人が立ちました。その二日後、自高貴な翁が宅の前の石の上に座っていました。

その高貴な翁が菅原道真公です。
ここの石に座っていたんですね~
と言うことは武麿さんはここの向かいに住んでいたんですね。

初瀬の里 (7)

初瀬は山あいで寒いので、梅もまだ満開ではないです。

初瀬の里 (5)

樹齢300年ですか~天満宮ということで誰かが植えたんでしょうね。

初瀬の里 (10)

御旅所からまっすぐ行った山の中腹に赤い鳥居が見えます。
この山が與喜山で、鳥居が與喜天満神社の入口です。

初瀬の里 (13)

参道は左にカーブして長谷寺へ向かいます。
カーブの所からまっすぐ與喜天満神社への石の長い階段が始まります。

こんな分かりやすいのに、この入口を今まで見てなかったのか。。。

初瀬の里 (151)

さっきの御旅所の説明板と言い、この案内板と言い、
與喜天満神社を知ってもらうための努力ですね。

読む人は読むんだけど、悲しいかな、読まない人は目にも入らないんですよね。

初瀬の里 (152)

文化財はいくつかあるようで、もしかして見れるかな?と思って行ったけど、
残念ながらどれも見れませんでした。

初瀬の里 (153)

参道の階段を少し上ると、まずは初瀬川を渡ります。

天神橋の先の石段は化粧坂(けはいさか)。
女性の参拝者がこの坂を上って汗をかき、化粧を直したからだそうです。

初瀬の里 (155)

初瀬川は残念ながら趣も何もないですなぁ。

初瀬の里 (156)

天神橋を渡った先の化粧坂の凄い階段の途中に神社の社務所があります。
ぼーっとしていると通り過ぎてしまいます。

呼び鈴を押して御朱印をお願いしました。

與喜天満宮朱印

御朱印。

初瀬の里 (157)

遠くから見えていた赤い鳥居です。
ここは日当たりもよく、梅が満開に近いです。

参道は山に吸い込まれていくので、よく見えませんが凄い階段です。

初瀬の里 (158)

参道の半分辺りの所にかつてあった與喜寺跡があります。
ここまでは細い道ですが、車でも来ることができます。

初瀬の里 (159)

ここからは階段のみで、なかなかの傾斜の石段です。

初瀬の里 (160)

初瀬の里 (161)

寺跡の向かいにあります。
石段を登るのが無理な人はここから参拝ですね。

初瀬の里 (162)

説明板にあった川向こうに鎮座する八王子社。
大きな木の陰になっていて、よく見ないと見えないです。

石の上で斜めに傾いているので、嵐が来たら倒壊するんじゃないかと余計な心配をしてしまいます。

初瀬の里 (163)

頑張って登りました。

長谷寺も山の上で與喜天満神社も山の上、この後行く長谷山口坐神社も山の上、
そして白髭神社も山の上。
初瀬の里は足が鍛えられます。。。。

初瀬の里 (164)

元伊勢の伊豆加志本宮(いつかしのもとみや)の伝承地でもあります。
後で行く長谷山口坐神社も伝承地です。
(他にもいくつか伝承地はあります)

伊豆加志本宮は初代斎王の豊鍬入姫が定めましたが、
二代目斎王の倭姫も「磯城厳橿之本(しきいづかしのもと)」として初瀬に
伊勢と定めたという伝承もあります。
こちらも伝承地は他にもあり、二千年も前のことはやっぱり謎です。

初瀬の里 (165)

ガラスの反射で見にくいですけど、古神輿です。
10月の初瀬まつりは古くから大和国の第二の大祭と言われ、
春日大社のおん祭りに次ぐ祭りだったそうです。

初瀬の里 (166)

境内は山中なので、やっぱり狭いですが、どこかのお城のような
立派な石垣があり、その上に社が鎮座しています。

初瀬の里 (167)

拝殿。
開いてはいますが、無人です。

拝殿から白石が本殿に向かって敷き詰められています。

初瀬の里 (169)

ホワイトボードがありまして、参拝者が思い思いの願いを書いています。
娘もなにやら書いていました。

初瀬の里 (170)

與喜天満神社の由緒です。

天慶9年(946年)の9月に神殿太夫武麿の夢枕に立った高貴な翁。
二日後、武麿の家の前の石に夢の翁が座っていました。
翁は長谷寺へ向かい、十一面観音を参り、瀧蔵権現に参ると、
黒雲が湧き翁は衣冠装束姿となり「菅原道真」と名乗った。

すると瀧蔵権現が「この山は良き地である、住み給え」と告げると、
道真は雷神となり山に鎮座した。

初瀬の里 (168)

本殿は一番高いところに鎮座。

かなり急な階段ですが、拝所まで登って参拝しました。
本殿には覆屋があります。

初瀬の里 (171)

隙間から本殿をパチリ。

木組みといい、彫刻といい、すごく手の込んだ本殿。
江戸時代後期の1818年(文政元年)に長谷寺によって再建された建物です。

初瀬の里 (172)

獅子と龍も動き出しそうですね。
江戸時代の匠は凄い!

部分的な写真ばかりなんですけど、社殿が高い位置にあるので
全体の写真が撮れません;;

初瀬の里 (173)

瀧蔵権現三社。
本殿のある玉垣の中にはいくつかの摂社の社があります。
こちらも落っこちないよう、必死に背伸びして撮りました^^;

神様もきっと変な奴が覗いているぞ、と思っているんでしょうね~

初瀬の里 (174)

拝所の前から見下ろした境内。
白石がきれいです。

菅原道真像

重要文化財の菅原道真像(パンフレットより)
どこにあるかは不明^^;他にも神像が多数あるはずですけど。

昭和3年発見され、頭部に六花形の正元元年(1259年)在銘御影鏡があり、
鎌倉時代の初期の作とみられます。

しかし怖い顔ですね・・・

初瀬の里 (175)

菅原道真の先祖は野見宿禰です。
聞いたことあるな~野見宿禰って、、、と思ったら昨年の11月に行った、
山の辺の道にあった相撲神社に祀られていました。
そう、初めて天皇の前で相撲を取って勝利した人です。

野見宿禰は初瀬の出雲の出身でした。
出雲の出身と書かれていたので、島根の出雲だと思って、
えらい遠くから来たな~ホントかなあ?と勝手に思っていました。
なんだ~近くじゃん~こんな所で謎が解けました。

與喜天満宮地図

見やすい境内図がパンフレットにあったので貼っておきます。

初瀬の里 (177)

磐座。
元伊勢の伝承があるくらいなので、與喜天満神社より前から聖地でした。

初瀬の里 (178)

天照大御神の鎮座した地ということで、天武天皇が皇女の大来皇女を
伊勢神宮の斎王とするために、この地に泊瀬斎宮という潔斎の施設を設けたと
日本書紀に書かれているそうです。
この時代の斎王はここで禊をして伊勢に向けて出発していったんですね。

初瀬の里 (179)

夫婦岩。

初瀬の里 (180)

古代からの聖地なだけあって磐座がたくさんあります。
他にも磐座はいくつもありました。

初瀬の里 (181)

延喜式式内社の鍋倉神社。
大国主命の娘 大倉姫賣命を御祭神とする神社でしたがご覧の通り。

しかし現在、麓に再興中でした。

初瀬の里 (182)

裏参道で山を下ります。
ちなみに私たちの他に参拝者は二組でした。

初瀬の里 (183)

苔の絨毯でフカフカの道です♪

初瀬の里 (184)

やっぱり石の階段になりました。

初瀬の里 (185)

途中で長谷寺を一望できます。
初瀬川を挟んで向かい合ってます。
鎮守社なだけあって、長谷寺を見守っているのかしら?

初瀬の里 (186)

素盞雄神社。

初瀬の里 (188)

大イチョウ。

初瀬の里 (189)

與喜天満神社が創建の時にこちらも創建されました。

初瀬の里 (190)

社殿は古くはないですが、傍らにある十三重石塔が歴史を
物語っているようですね。

初瀬の里 (191)

摂社の秋葉さん。

初瀬の里 (192)

こちらが再興中の鍋倉神社。

明治まではこの辺に玉鬘庵があったそうで、與喜天満神社の宮司さんは
玉鬘神社も創始したいと頑張っているそうです。
次に来た時には、もう一つお社が建っているかもしれませんね。

初瀬の里 (193)

連歌橋を通って長谷寺の参道へ戻ります。
そういえば神社の境内図に連歌会所跡というのが載っていました。

鎌倉時代の末頃から「天神講連歌会」と呼ばれるほど連歌が盛んに行われ、
連歌を行う人々が通ったので連歌橋というそうです。

初瀬の里 (16)

最後に中之橋天満神社。

初瀬の里 (17)

翁に姿を変えた菅原道真が長谷寺へ参拝に行く途中で禊をしたところです。
創建した武麿が見ていたわけですが、彼は本当は何を見たんだろうか?

初瀬の里 (18)

中之橋天満神社にも咲きかけの梅がありました。

與喜天満神社は長谷寺の鎮守社。
長谷寺へお参りの際は與喜天満神社へもどうぞ。

次は法起院へ行きます。

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伊勢神宮の近所で生まれ育って
現在、伊勢の隣の町に在住。

忙しかった子育ても一段落。
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歴史の舞台、遺跡etc
あちこちお出かけするぞ~~
御朱印ももらっちゃうもんね^^

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