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初瀬の里の浅春 3

大和国 長谷寺 本堂篇   2018-3-10参拝  2018-3-19

本日のコース
長谷寺 (登廊・本堂・諸堂・本長谷寺・本坊御開帳)→能満院→與喜天満神社→法起院→長谷山口坐神社→白髭神社

真言宗豊山(ぶざん)派総本山 長谷寺(はせでら)。
西国三十三所八番札所、他にも多数の巡礼札所になってます。

朱鳥元年(686年)に創建の長谷寺は、たくさんの伝説に彩られ、
『枕草子』『源氏物語』にも登場し、奈良時代から絶えず人々が訪れ、
信仰されてきたお寺です。


長谷寺のあたりの地名が「初瀬」なので、「初瀬の里」と
題名に付けたのですが、昔から「隠国の里(こもりくのさと)」と呼ぶそうです。

「隠国」とは山に囲まれ、その中に隠れているような場所。
枕詞として「初瀬(はつせ)」にかかるそうです。

「隠国の里」の字を見ると忍者を連想してしまうんですけど^^;

初瀬の里 (71)

確かに隠れ里みたいな景色です。

初瀬の里 (56)

さて、前回の登廊編でやっと本堂まで辿り着きました。

登廊を登りきったら、いったん振り返って鐘楼をみて下さいね。
とっても素敵な鐘楼です。

初瀬の里 (55)

そして、ほとんどの人が本堂へ行って、そのまま本堂を抜けて山を下ってしまうと思うのです。
実際、私も今まで何度も来てるのに、いつもそうでした。

本堂の周りをぐるっと周ってみて下さい。
なんで今まで見てなかったのか?と思うところが満載です。

ですが、まずはご本尊参拝。

初瀬の里 (63)

本堂は正堂(内陣)と礼堂(外陣)に分かれています。
間の石敷の土間が拝所で、みんなが参拝するところです。

右の扉が開いているところにご本尊の十一面観音さまがおられます。
特別拝観の人は内陣に入れます。

ここまで来て、やっぱり特別拝観すればよかったかな~と思いました。

長谷観音

こちらはパンフレットより。

ご本尊は秘仏ではなく、いつでもお顔を拝めるのが嬉しいです。
なんか、すごく有難い気持ちになります。

現在の十一面観音像は天正7年(1538年)に再興で8代目です。

初瀬の里 (64)

奉納されている額も凝ってますね。

初代のご本尊については、長谷寺のHPに縁起が載ってます。
ご神木を見つけてから観音さんができるまで100年かかってます^^;
祟りがあったり、大きすぎて運べなかったり、昔の人は苦労したんですね。

困っていた村人の前に現れたのが救世主?徳道上人!
七、八年木に向かって祈祷し、天皇や藤原氏のの協力を得て
神亀4年(727年)に十一面観音を長谷寺に祀りました。

初瀬の里 (62)

徳道上人は巨大なご神木からもう二体の観音様を造りました。
一体は鎌倉の長谷寺へ、そしてもう一体は伊勢の近長谷寺へ。

鎌倉の長谷寺は有名ですけど伊勢の近長谷寺は全く知られていないです。
というか、記述されてないことの方が多いみたいです。

伊勢の近長谷寺には6.6mの十一面観音さんがいらっしゃいますよ。
無住寺になってしまいましたが、静かな山寺です。

 近長谷寺の記事はこちら >>
 丹生山近長谷寺 HP >>

初瀬の里 (61)

礼堂(外陣)。その向こうに舞台が広がっています。
京都の清水寺と同じ懸造りです。

初瀬の里 (57)

土間の拝所にも舞台にも人がいません。
この景色、独り占めです^^

初瀬の里 (58)

天井も見上げてください。
奉納された額もいっぱいだし、方角の板が天井からぶら下がってるのは
初めて見ました。

その年の歴よって動かしたりするのかな?
興味津々だけど分からないーー;

初瀬の里 (65)

礼堂の西と東に牛若丸と弁慶の絵馬があるそうです。
もともと一つの絵馬だったのですが、夜な夜な絵から抜け出し、
大立ち回りをするので二つに分けたそうです。

初瀬の里 (60)

こっちは入口の繋廊。
人が少ないので、だいぶウロウロしました♪

初瀬の里 (59)

入口付近におみくじがあります。
番号を見て自分で札を出すセルフタイプです。

引き出しが年季が入ってていい感じ^^
娘は「吉」が出ました。結構良い内容で喜んでおりました。

初瀬の里 (74)

ウロウロしているうちに、舞台には団体さんが来てしまいました。
お坊さんの解説付きの拝観みたいです。

初瀬の里 (70)

本堂、国宝。
舞台から本堂はフレームに入りきりません。

本堂は室町時代の天文5年(1536年)までに計7回焼失しています。
豊臣秀長の援助で再建に着手し、天正16年(1588年)に完成。

しかし現存の本堂は徳川家光の寄進を得て慶安3年(1650年)に落慶したものです。

初瀬の里 (73)

なんとか全景が撮りたいと斜めにしてみました。
まあ、無理です^^;

初瀬の里 (69)

平安時代に観音信仰は大流行し、長谷寺への参詣も流行したそうです。
はるか京の都から72kmもあるそうですが、伊勢や熊野に比べたら近いもんです。

それでも女性の足では3~4日かかるそうです。
紫式部、清少納言、菅原孝標女や藤原道綱母など歴史に名を残す
女流作家がみんな、長谷詣でに来ているそうです。

初瀬の里 (75)

五重塔が見えます。
五重塔の横に本長谷寺があり、朱鳥元年(686年)の道明上人の長谷寺創建はそちらです。

初瀬の里 (77)

こちらが本堂になったは徳道上人によって十一面観音が祀られた神亀4年(727年)です。

初瀬の里 (68)

本堂から出てきたら、大体の人が山を下っていきます。
でも、ちょっと横を向くと、本堂の側面にお地蔵様がいます。

大きくて立派な地蔵菩薩です。

初瀬の里 (81)

そして、裏へまわってください。
こちらには裏観音様がいます。ご本尊を小さくした十一面観音像です。
ご本尊が秘仏だった時代に、本堂の裏からこの観音さんを参拝したそうです。

「小さい」と言っても本尊が大きいですからね。
江戸時代の観音さんで金ぴかでとても美しかったです。

背後の壁画も素敵でした。
これを拝まないのは勿体ないな~と思うのです。
せっかく扉をあけてあるのに。

ちょっと案内があれば、来る人もいると思うんだけどな。

初瀬の里 (80)

裏観音様の隣の柱には錆びたハンドル。
なんて言うんだったっけな?転法輪だっけ?
錆びてるから回らないかと思ったけど、ぐるぐる回りました。

ちょっとした発見で得した気分です。

初瀬の里 (55)

登廊を登った本堂の入口まで戻ってきました。
これで山を下りてしまうのは勿体ない。
まだ見るべき所があるんですよね ^^b

愛染堂と三社権現と御朱印は次回の記事で。

初瀬の里 (134)

本堂は十一面観音像と舞台で満足してしまわずに、ぜひ、一周してみてください。

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tag : 奈良 初瀬 長谷寺 隠国 舞台 懸造り 国宝 十一面観音 観音信仰

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じゅみーcoco

Author:じゅみーcoco
伊勢神宮の近所で生まれ育って
現在、伊勢の隣の町に在住。

忙しかった子育ても一段落。
行きたかった神社、お寺、
歴史の舞台、遺跡etc
あちこちお出かけするぞ~~
御朱印ももらっちゃうもんね^^

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