ひもろぎの山辺 11

日本三文殊のひとつ 安倍文殊院 2017-11-25参拝  2017-12-29

3週連続の奈良です。
山辺の道を自転車と車で巡礼の後、桜井市をもう少し南下します。

本日のコース
天理市トレイルセンター→長岳寺→崇神天皇陵→景行天皇陵→各伝承地→
相撲神社→穴師坐兵主神社→檜原神社(元伊勢)→玄賓庵→大和神社→
夜都伎神社→石上神宮→弘仁寺→安倍文殊院

華厳宗東大寺の別格本山 安倍山 文殊院。
安倍文殊院(あべもんじゅいん)と呼ばれています。

大化の改新(645年)に創建された古刹。
快慶作の7mもある文殊菩薩像は国宝。必見!
見どころ満載のお寺です。


弘仁寺の参拝を終えて16時。
まだ行けるぞ、と言う相方の言葉にもう一か所追加!
桜井市にある安倍文殊院です。

2012年に社寺友のTさんと参拝に行ったことがあるのですが、
快慶の文殊菩薩はインパクトがあり、もう一度見たいと思っていました。

弘仁寺から30分くらいで着くだろうと思って行きましたが、意外と道が混みまして、
安倍文殊院の駐車場に到着したのは16時半過ぎでした。
ちょっと慌てたので写真が少ないです。

いきなりボケた写真ですみません。
これが山門からの参道なんですけど、山門前には駐車場がありません。

山辺の道 (246)

ナビで安倍文殊院を入れると山門に誘導されますが、
駐車場はぐるっと回って境内の裏側にあり、住宅街から入ります。
ちょっと分かり難いです。

駐車料金は500円。係のおじちゃんがすぐ徴収に来ます^^;

境内の入口の受付で拝観料を払います。
・本堂 国宝文殊菩薩(お抹茶・菓子付き)700円
・金閣浮御堂霊宝館(七まいりおさめ札・お守り付き)700円
共通券は1200円。

もちろん両方!と行きたいところですが、拝観時間は17時まで。
やっぱり文殊菩薩さまは拝まないとね~と言う事で本堂のみ。

山辺の道 (245)

こちらの寺務所で御朱印をお願いして本堂へ向かいます。

5年前に来た時も驚いたのですが、電子マネーで支払いができるんです。
受付の人も若いお姉ちゃんが文殊院ってプリントしてあるTシャツを着てたりして、
先進的な取り組みをしているんだなと思った記憶があります。

ただね~やっぱりおばちゃんの方が愛想があるんですよね。
お姉ちゃんは花があるんだけど、仏頂面だったのを覚えています。
数人いたけどみんな愛想は無かったなーー;

もちろん、不愛想なおばちゃんもいるし、愛想のいいお姉ちゃんもいますよ。

山辺の道 (244)

本堂は新しく見えますが寛文5年(1665)の建立です。
多分、本堂の後ろに巨大な収蔵庫があるんだと思います。

ちゃんと説明をしてくれますが、5年前はその仏頂面のお姉ちゃんが事務的に
説明しただけだったんですが、今回は若いお坊さんが法話として話してくれました。
これが私の望む拝観ですわ^^

法話が終わると仏像の近くで参拝させてもらえます。
収蔵庫は新しく、明るいのでよ~~~く見えます。
いつでも拝観させてもらえるのも有難いですね。

写真はさすがに撮れないのでお姿はHPで見て下さい。

 安倍文殊院 HP >>

安倍文殊院のご本尊は渡海文殊(とかいもんじゅ)と言いまして、
獅子に乗った文殊菩薩(建仁3年(1203))と4人の脇侍がいます。全員国宝。

それぞれ素晴らしいなと思うのですが、何かアンバランスと言うか、
まとまりがない感じが否めない。。。。
と思ったら、全部快慶が作ったわけではないそうです。

作られた年代もバラバラで、鎌倉から桃山時代に作られています。
でもね一見の価値のある仏像群です。それぞれ味があります。
獅子が表情豊かでね、善財童子のとぼけた顔も好きです。

山辺の道 (252)

本堂の拝観は文殊菩薩だけじゃなくて、他にも見どころがあるのでお忘れなく。
その後、抹茶とお菓子を頂いて出てきたら、ほぼ夜です。

写真で見ると夕方に見えますが、これはカメラの威力でして、
肉眼では夜だったんですよ。

お菓子は落雁で美味しく頂きました。
あまり抹茶を飲む機会のない相方は落雁は甘すぎるな~と思っていたそうですが、
ビックリするくらい抹茶と合って、美味しかったと言ってました。
良かった良かった。

山辺の道 (248)

文殊院の境内には二つの古墳があります。

この周辺は山の辺の道に負けないくらい大量に古墳があります。
聖徳太子ゆかりの遺跡があったり、かつての大寺院の跡があったり、
天香久山や飛鳥京も近く古くから開けた重要な土地でした。

安倍氏はこの辺りを本拠地としており、安倍文殊院は安倍氏の氏寺だったそうです。

「安倍」と言うと思い浮かぶのは安倍仲麻呂、安倍晴明、あとは安倍総理!
安倍氏と言うのはすごーく古い氏族なんですね~
第8代孝元天皇の皇子大彦命が祖先なんですと。

山辺の道 (249)

7世紀中頃の古墳で、安倍氏一族の墓であることはほぼ確実視され、安倍倉梯麻呂の墓であるともいわれています。
お寺の中にお墓があるのは普通なんですが、古墳があるのは???と思うでしょう。
実は、安倍寺はここから300mほど離れた所にあったそうです。
こちらに移ったのは鎌倉時代だそうで、安倍寺跡は現在、安倍史跡公園になってます。

ちなみに安倍さんも阿部さんも安部さん字は違えども元は同じ安倍氏だそうですよ。
境内には安倍総理の奉納の碑もありました。

山辺の道 (250)

見事な石組みですね。
造られた当時のままの石組だそうです。
石仏は弘法大師作と伝わります。

ほ~と感心して出てきたら、お寺の人が門を閉めるために
私たちが出てくるのを待っていました^^;

山辺の道 (247)

次回は浮御堂も拝観したいです。

大化の改新の時に左大臣として登用された安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が
大化元年(645)に氏寺として建立したのが「安倍山崇敬寺文殊院」(安倍寺)。
法隆寺式伽藍配置による大寺院として栄えていました。

鎌倉時代現地に移転後も、大和十五大寺の一つとして栄え二十八坊があったそうです。
永禄六年(1563)二月松永弾正の兵火に会い一山ほとんど鳥有に帰する災を受け、
その後寛文五年(1665)四月に到って本堂(文殊堂)と礼堂を再建されました。

山辺の道 (253)

鎮守社の白山堂。

祭神は白山菊理姫。縁結びにご利益有です。

山辺の道 (254)

お社は室町時代の重要文化財。

とても綺麗なお社だったんですが、山が迫っていて薄暗いし、不気味に見えるかも?
相方がトイレに行ってしまって、一人だったので余計に不気味に見えました。

山辺の道 (255)

もっと不気味なのが山肌にぽっかりと口を開けた真っ暗な古墳の入口。
東古墳です。こちらも飛鳥時代の古墳です。

山辺の道 (256)

真っ暗で覗く気にもならなかったんですが、中には石仏さんが安置されています。

山辺の道 (257)

説明書。光って見えない所は「閼伽水」と書いてありました。

山辺の道 (259)

合格門。
ご本尊が文殊菩薩さんで智慧の仏さんだから受験などの合格祈願が多いからですかね。
ストレートな名前の門ですが、受験生には良いおまじないかも。

この先の丘は安倍晴明が天体観測をしたと言われる場所で、
晴明堂がありますが、暗い!不気味!

山辺の道 (262)

行くのをやめようかと思っていたら、救世主登場。
若いお姉ちゃん二人組がキャーキャー言いながら上って行ったので、付いて行きました^^

山辺の道 (260)

良い景色^^
来年の干支、犬がもうスタンバイしてます。

山辺の道 (261)

奈良盆地が見えます。
手前にぽこんと単独である小さな山は大和三山の耳成山(多分)。
畝傍山と天香久山は木が邪魔で見えてないです。
ずっと向こうの正面にポコポコと二つの峯が並んでいるのが二上山(多分)。

安倍晴明はどんな景色を見ていたんでしょうね?

安倍文殊院

御朱印。

三種類の御朱印がありまして、ひとつ選びましたが、
全部貰ってくれば良かったと後悔してます。

オリジナルの御朱印帳もありました。

 安倍文殊院 HP >>

戻ってくると、駐車場に隣接したお土産物屋さんとトイレが閉まりかけでした。
慌ててトイレに行くと、外からおじさんに「閉めるよー」と叫ばれました^^;

文殊院は時間がなくて中途半端になってしまったので、もう一回来たいと思います。

今回の山の辺の道はいい具合に田舎で自然一杯で、景色も良く、とても楽しかったです。
何より古代の史跡が面白くて、知らなかった歴史を垣間見た気がします。
まだ大神神社に行ってないので、近いうちに行きたいなと思います。

    ひもろぎの山辺  全11回 おわり

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Author:じゅみーcoco
伊勢神宮の近所で生まれ育って
現在、伊勢の隣の町に在住。

忙しかった子育ても一段落。
行きたかった神社、お寺、
歴史の舞台、遺跡etc
あちこちお出かけするぞ~~
御朱印ももらっちゃうもんね^^

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