FC2ブログ

錦の里 菩提山正暦寺

紅葉と清酒の正暦寺  2017-11-17参拝  2017-12-6

菩提山龍華寿院 正暦寺 しょうりゃくじ。
菩提山真言宗の本山(単立寺院)。

正暦3年(992年)に創建。
86坊の堂塔伽藍が建ち並ぶ大寺院でした。

「錦の里」と呼ばれ、紅葉の名所で、「日本清酒発祥之地」で
「菩提泉」という銘柄の清酒を醸造していました。


今回は用事があって奈良に来ました。
その所用の間を縫ってお寺に参拝です。
ちょうど紅葉の時期と言う事で、もみじの名所に行ってきました。

正暦寺は住所は奈良市ですが、名阪国道の近くで、天理市との境の近くです。
県道187号から市道に入り菩提仙川に沿って山を上っていきます。
ずっと民家はありますが、道が細く対向も難しい所があります
紅葉シーズンと言う事で交通量が多く警備員も出ています。

山辺の道 (11)

駐車場はたくさんあります。
今日は平日の金曜日で、もう日も落ちかけの16時と言うのに、
観光バスが数台、普通の車も10台以上停まっています。

山辺の道 (14)

正暦寺はまず、福寿院という国の重要文化財の客殿があり、
すこし参道を歩いた奥に本堂があります。
拝観料は500円で、両方とも拝観できます。

福寿院の入口でチケットを買おうと思ったら、受付の人が、
「今、団体さんで混雑しています。こちらでチケットを買うと福寿院を先に
拝観しないとけないので、本堂前でチケットを買って、先に本堂へ
行かれるといいですよ。」と教えてもらいましたので、先に本堂へ。

山辺の道 (9)

本堂前のなが~い階段を撮り損ねました^^;
団体さんが階段を見て「うわ~」と溜息をついていました。
恐らく今日一日、神社お寺をたらふく巡り歩いたんでしょうね、お疲れ様^^

なんでも観世音菩薩と阿弥陀如来の誓願の数を足した81段の階段だそうです。
これを登りきることで観音さんと阿弥陀さんのご加護を受けられるんですと。

山辺の道 (1)

本堂。1916年(大正5年)に再建。

ちょうど秋季特別公開で、ご本尊の薬師如来倚像を拝観できました。
重要文化財で白鳳時代の台座に腰かけているちょっと変わった仏像です。
小さな像で周りの大きな像に目を奪われ見逃すところでした、危ない危ない^^;

正暦寺3

本堂で御朱印を頂きました。
ご本尊の薬師さんの朱印。

正暦寺2

一条天皇の御朱印。

正暦寺は正暦3年(992年)、一条天皇の発願により、
関白藤原兼家の子兼俊僧正により創建されました。

御朱印は他に御詠歌もありました。
オリジナルの綺麗なもみじのご朱印帳もありました。

山辺の道 (2)

鐘楼。1925年(大正15年)に再建。

ここに元々あった伽藍は、現在すべてありません。
創建当時は86坊が建ち並ぶ大寺院でしたが、治承4年(1180年)に、
平重衡による南都焼き討ちによって焼失。

山辺の道 (3)

建保6年(1218年)、興福寺の再興した信円僧正が隠遁先として正暦寺を選び、
法相宗の学問所として再興し、興福寺の別院正願院門跡となりました。

山辺の道 (7)

江戸時代初めには82坊を数え、創建当時の隆盛を取り戻します。
しかし、寛永6年(1629年)堂塔伽藍が焼失、その後、法相宗の影響が次第に薄れ、
真言宗の仁和寺の末寺となりました。

山辺の道 (10)

そして明治の廃仏毀釈で荒廃しました。

正暦寺に着くまでの細い道沿いには、小さなお堂や石仏があり、
石垣もたくさん残っていました。
きっと昔は麓までお寺の境内で、道沿いには堂宇が建っていたんだろうなと思います。

山辺の道 (13)

こちらは予約者のみと言う事で行けません。

山辺の道 (12)

福寿院へ向かいます。

山辺の道 (15)

福寿院前の門には、なぜか人が溜まっています。
団体さんの集合場所かしらね?

山辺の道 (16)

福寿院は国の重要文化財で1681(延宝9年)に建替え・建立され、
上壇の間を持つ数寄屋風客殿建築です。

桧皮葺きの屋根がキレイなんですが、屋根をすべて見渡せる所はないです;;

山辺の道 (17)

庭は広くは無いですが、借景により奥行きを感じます。
赤だけじゃなくって黄色や黄緑やいろんな色が入り混じってます。
カラフルって言うと安っぽく聞こえますが、色に深みがあるんですよね。
これが千年の歴史のなせる業ですかねぇ。

山辺の道 (19)

桧皮葺きの門もいいですね~

山辺の道 (20)

福寿院では県指定重要文化財の孔雀明王像、狩野永納筆の襖絵を拝観できます。
孔雀明王は鎌倉時代のお方。
他にも境内から出土した瓦などの展示もありました。

正暦寺1

福寿院で頂ける御朱印。

団体さんもたくさん来ているんですが、ガイドのおじさんが、
「次行きますよ!次!まだあるんですよ!」と客を急かせています。
もうすぐ5時ですものね^m^;

バス旅行は楽なんですが、自分の思い通りに見れないって言うのがネックですよね、
せっかく来たならじっくり見たいですもの。

山辺の道 (23)

福寿院の奥には護摩堂があります。
そちらへもお参りに行きます。

山辺の道 (24)

護摩堂は小さいので人でいっぱいです^^;

山辺の道 (25)

護摩堂から見る紅葉もいいです。

山辺の道 (28)

駐車場からすぐのお寺の入口に「日本清酒発祥の地」の碑があります。
お寺でお酒っておかしいんじゃない?って思うけど、神仏習合の時代に神様に献上する為に
荘園からの米をつかって寺院で自家製造されていました。

この碑の横にテントが張ってあったんだけど、清酒の試飲会用テントかな?
ネットに秋には試飲会があると書いてありました。

山辺の道 (27)

正暦寺の酒造製造は革新的な製法として、室町時代の古文書『御酒之日記』や
江戸時代初期の『童蒙酒造記』にも記されています。

現在も毎年1月に酒母の仕込みを行い、「奈良県菩提酛ぼだいもとによる清酒製造研究会」
に所属する奈良県の蔵元がその酒母を持ち帰り、その酒母を用いて醸造した清酒を
正暦寺福寿院にて販売しています。

山辺の道 (4)

今日はとても賑やかな正暦寺でしたが、普段はきっと静かな山寺なんだと思います。
人がたくさんいて活気があるのも良いですが、人の気配もない静かな時期にも来てみたいです。

 正暦寺 HP >>

<< 斑鳩10 龍田神社         ひもろぎの山辺1 巡礼の旅 前篇 >>

にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ にほんブログ村 コレクションブログ 御朱印へ



スポンサーサイト

theme : 神社仏閣
genre : 学問・文化・芸術

tag : 奈良 紅葉 正暦寺 朱印 朱印帳 福寿院 一条天皇 清酒 錦の里

comment

Secret

FC2プロフ
プロフィール

じゅみーcoco

Author:じゅみーcoco
伊勢神宮の近所で生まれ育って
現在、伊勢の隣の町に在住。

忙しかった子育ても一段落。
行きたかった神社、お寺、
歴史の舞台、遺跡etc
あちこちお出かけするぞ~~
御朱印ももらっちゃうもんね^^

最新記事
Lc.ツリーカテゴリー
フリーエリア
最新コメント
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最新トラックバック
 
カレンダー
11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
FC2カウンター
お勧めショップ

仏教美術の世界にようこそ



ご朱印帳と旅する

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム
神社・寺などの名前を入れてね。
月別アーカイブ
フリーエリア
フリーエリア
リンク
Amazon商品一覧【新着順】
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

FC2ブログジャンキー

「アクセス数が全然伸びない…」そんな悩みをブログジャンキーが解決します!

QRコード
QR
RSSリンクの表示