桜散る三井寺 5

三井寺 重要文化財が並ぶ唐院 2017-4-15参拝  2017-4-28

本日のコース
瀬田の唐橋→(京阪電車)→長等神社→三井寺(園城寺)→
円満院門跡・大津絵美術館→お昼(そば)→大津歴史博物館→
三井寺→三尾神社→京阪電車にて瀬田の唐橋

唐院には大師堂、潅頂堂、三重塔などの重要文化財が建ち並んでいます。

智証大師円珍が天安二年(858)、唐から持ち帰った経典や法具を、
貞観十年(868)に内裏の仁寿殿を下賜されてそこに納め、
伝法潅頂の道場としたことに始まります。


桜の散る参道を歩いていきます。
雨が降ってなかったら、とってもイイ感じなんだけど。

三井寺 (95)

参道から唐院への階段。

唐院を開いた円珍という人は弘仁5年(814)讃岐国(香川県)の生まれで
弘法大師の姪の子供なんですと。
三井寺の中興の祖であり、宗祖として崇められています。

15歳で比叡山に登り修行し(高野山じゃないんだ)修行中、黄不動を感得します。

三井寺 (104)

左が唐院の門。
右には奥から長日護摩堂、潅頂堂です。

円珍は承和12年(845)役行者の後を慕い、大峯山・葛城山・熊野三山を巡礼し、
承和13年(846)延暦寺の学頭となり、仁寿3年(853)に唐へ渡り天安2年(858)に帰国します。

その後、比叡山の山王院に住し、貞観10年(868)延暦寺第5代座主となり、
園城寺(三井寺)を賜り、伝法灌頂の道場としました。

三井寺 (98)

長日護摩堂と枝垂れ桜。

円珍の没後、比叡山は円珍の門流と、慈覚大師円仁の門流との2派に分かれ、
両者は事あるごとに対立するようになっていきます。
そして円珍派は比叡山を下りて、三井寺へ移りますが、争いはその後も続きます。

円珍さんも円仁さんも、あ~あ、そんな事教えてないのにな~とあの世で思ったことでしょう。

三井寺 (99)

潅頂堂。桃山時代。重要文化財。
仁寿殿(平安京の内裏における殿舎のひとつ)を移したものです。

三井寺 (101)

潅頂堂の後ろにあるのが太子堂。ほとんど見えません。
唐院大師堂も重要文化財 桃山時代(慶長三年 1598)です。

唐院の建物は柵で囲ってあって遠くから眺めるだけです。

三井寺 (102)

潅頂堂の横にあるのがこれまた重要文化財の三重塔。室町時代。
近すぎてこんな感じにしか撮れません。

慶長二年(1597)、豊臣秀吉によって伏見城に移築された大和の比蘇寺(世尊寺)の塔を
慶長五年に徳川家康が三井寺に寄進したものです。

三井寺 (105)

比曽寺跡(現在の世尊寺)には昨年に行ってきました。
三重塔の礎石だけが残っていました。

 比曽寺跡(世尊寺)の記事はこちら >>

三井寺 (106)

唐院を後にして進んでいくと今度、現れるのは一切経蔵です。

三井寺 (107)

一切経蔵。重要文化財 室町時代。

三井寺 (108)

もとは国清寺の経蔵で、 慶長七年(1602)に毛利輝元によって移築されたものです。
輪蔵には、高麗版一切経が納められており、また天井から 円空仏七体が発見されています。

三井寺 (114)

経蔵はあちこちのお寺にあるけど、中に入れるのは珍しいかも。
この小さな引き出しにわんさかお経が収められているんですね。

三井寺 (110)

色褪せてしまってあまり見えないですが、天井や柱に所狭しと絵が描かれています。
とても綺麗です!

三井寺 (113)

天井の隅にほんのり残る絵。

三井寺 (111)

八角の塔は回ります!
そういえば、ぐるっと一回回すとすべての経のご利益をもらえるとか、
そう言うのはよくあるね。

三井寺 (112)

縁の下?を覗いてみました。
おお~~~ほんとに回るんだ~~~

三井寺 (115)

一切経堂から少し行くと弁慶の引き摺り鐘の安置されたお堂があります。
こちらのお堂はちゃんと常駐のおじさんがいて、お守りやお土産おも置いてあります。

三井寺 (117)

うーん、これは鐘じゃないよなぁ・・・弁慶の汁鍋という鍋なんです。

三井寺 (116)

説明がありました。読めないけど。

江戸時代のガイドブックにも載っている弁慶の汁鍋。
説明によりますと、弁慶が鐘を奪いに来た時に残していった物と伝わっているそうです。

鐘を奪いに来るのに、なんで鍋を持ってくるんだと言うツッコミは置いといて、
さすが弁慶、でっかい鍋ですな~

三井寺 (118)

こちらが弁慶の引き摺り鐘。

そう、この鐘が瀬田の唐橋で藤原秀郷が三上山の大ムカデを退治して
琵琶湖の龍神にもらった釣鐘ですね^^b

三井寺 (119)

比叡山との争いで弁慶が奪って比叡山へ引き摺り上げて撞いてみると
「イノー・イノー」(帰りたい)と響いたので、 弁慶は「そんなに三井寺に帰りたいのか!」と
怒って鐘を谷底へ投げ捨ててしまったといいます。
鐘にはその時のものと思われる傷痕や破目などが残っています。

三井寺 (120)

確かに傷だらけですね。
実際には戦乱で着いた傷だそうですけど。

この鐘は寺に良くないことが起きる時には汗をかき、撞いても鳴らず、
また良いことがある時には自然に鳴ると言われます。
たくさんの伝説を持つ霊鐘です。

奈良時代のもので重要文化財。

三井寺 (121)

次は金堂へ向かいます。

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tag : 三井寺 園城寺 唐院 円珍 弁慶 引き摺り鐘 潅頂堂

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伊勢神宮の近所で生まれ育って
現在、伊勢の隣の町に在住。

忙しかった子育ても一段落。
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あちこちお出かけするぞ~~
御朱印ももらっちゃうもんね^^

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