伊勢の参宮街道6 牛谷坂

妖怪牛鬼が出没した牛谷坂   2015-3-8訪問  2015-3-23

牛谷坂(うしたにざか)の名前の由来は牛鬼(うしおに)と言う妖怪です。
牛鬼が通る人を襲ったという所です。
それだけ難所だったということでしょう。
でも、私は牛鬼伝説は全く知らず、地元ではマイナーな伝説かも。

子供の頃、見上げる牛谷坂はうんざりする坂でした。
友達がこの牛谷坂の上に住んでいたんです。
塾もこの坂の上にありました。

でも自転車で滑り降りるのは爽快!
どんだけ早く下れるかという危険な競争もしました^^;

無題

①上田神社 ②宇治山田神社 ③皇女の森 ④旱魃の碑 ⑤浅香つづら稲荷
⑥古市参宮街道資料館 ⑦桜木地蔵 ⑧常夜灯 ⑨宇治惣門跡


⑧常夜灯から⑨宇治惣門跡までが牛谷坂です。

伊勢参宮街道 076

今日は見上げるんじゃなくて、自転車で下ります。
何十年振りだろう^^

その前に…

伊勢参宮街道 056

二基の常夜灯と両宮遥拝所があります。
ここが桜木町の境になり、この先が内宮の鎮座する宇治になります。

駐車場は無いのでご注意を。

伊勢参宮街道 058

右奥に見える石碑に両宮遥拝所と書かれていました。

ここはバス停で、公園にもなっていて、友達と良く遊びました。
当時は斜めになった松があって、その木に登った記憶があります。

伊勢参宮街道 060

道向かいは神宮の施設です。

丁度お昼時だったからか、若い男性がたくさん施設から出てきました。
多分、神職修行中の若者たちですね。

「伊勢神宮に相応しい禰宜になれよ~」と彼らの背中に呟きました^^;

伊勢参宮街道 059

常夜灯 二基。

これ、凄く大きいんです。
対象物を一緒に撮れば良かったな~大きさが伝わりませんね。

伊勢参宮街道 061

普通に立って見上げても、こんな感じです。
一番下の台座だけでもかなりの高さがあります。

昔は常夜灯が牛谷坂にずらっと並んでいたそうです。

伊勢参宮街道 064

この大きな常夜灯を奉納した人の碑がありますが「管理者 油屋旅館」とあります。

油屋(あぶらや)とは古市を代表する妓楼のひとつで、歌舞伎になった「伊勢音頭恋寝刃」の舞台です。
孫福斎という人が酒に酔って次々に人を切り殺した話なんですが、
事件の発端となった遊女のお紺と、古市の大林寺に比翼塚があります。

油屋旅館は戦災で焼失してしまいました。
あの戦争までは残ってたんですね;;

余談ですが、宇治の東山墓地に孫福家のお墓があり、
そこに彼の墓があると言って、家族で墓探しをしたことがあります^^;
実際、ありました。今もあるかな?

伊勢参宮街道 063

牛谷坂を下ります。
右側は歩道になってますが、左側は今でも山です。

牛谷坂について

延宝2年(1674)内宮長官の藤波氏富が、数百両の私財を投じて改修されました。
参拝者は、内宮への近道となるこの牛谷坂を利用するようになる。
しかし、この当時の道は、今のようなまっすぐな坂道ではなかった。
元禄10年(1697)山田奉行久永丹波守重高の命により、再度改修工事が行われる。
さらに、文化2年(1805)古市の妓楼、千束屋の主人りと(当時65歳)は、山田奉行の許可を得て、
千両余りを投げ出して本格的な改修工事を行うが、これが現在の牛谷坂である。

牛鬼が出没するという他に、「伊勢音頭恋寝刃」で自刃した孫福斎が
鬼火となって人々を追い回すという話もあります。
とにかく怖い坂だったわけだ。

伊勢参宮街道 072

山側には良く見るといくつかの石碑が残っています。

「雨宮」と読んでしまいそうですが、「両宮」です。
「両」の旧字体です。
はじめ、雨乞いでもしたのかと思いました^^;

伊勢参宮街道 073

いろいろ調べたけど、謎の石碑。

伊勢参宮街道 069

ここからは猿田彦神社の境内になるようです。

伊勢参宮街道 067

ここにも立派な石碑と大きな石があります。
はじめからここにあったのか、それとも石碑と一緒に配置されたのか・・・

伊勢参宮街道 066

何かいっぱい書いてあるんだけど、字が薄くなってます。
多分、はっきり見えても読めないんだろうな;;

伊勢参宮街道 074

山の中に昔の道っぽい跡がありました。(山の管理用かもね)

牛谷坂は今でこそ車も通る道ですが、少し前までは険しい道でした。

祖母に聞いた話。
夕暮れに牛谷坂を通ったとき、後ろから女の人が付いてくるので
「これは狸に化かされる」と怖くて黙って歩き続けたそうです。
牛谷坂を抜けてから、その人も「化かされる~」と思っていた事がわかったそうです。
坂の途中では怖くて話し掛けられなかったそうですよ。

昭和の初めか大正の終りくらいじゃないかと思うけど、そんな道だったんだね。

宇治黒門橋 003

牛谷坂を下りてきた所に大きな木があります。
ここでも良く遊びました。

ここも宇治惣門跡も駐車場は無いのでご注意を!

伊勢参宮街道 077

木の根元には、壊れそうな小さな石塔があります。
何か書かれた石板もあります。

ずっと昔からあるので、地域の人が守っているんでしょう。
でもね…

伊勢参宮街道 078

ゴミ置き場は、もうちょっと考えて欲しかったな;;
すぐ横は宇治惣門跡があるんだし、上手くすれば観光ポイントになるのになぁ。
こんなに味のある石塔たちなのに。

伊勢参宮街道 079

でも、この木がこの場所で残っていることが嬉しいです。
この大きな木がいつまでもある事を祈ります。

宇治黒門橋 001

さっきの大木の横に一軒家はあるけど、すぐ横と言っていいと思います。
ここは宇治惣門跡で黒門と呼ばれ、明治維新まで番屋があった所です。

実は私が子供の頃、こんな石碑も説明もなかったので、
ついさっきまで惣門があったなんて知りませんでした。

ちょっとびっくりしました@@
そう言えば、そこに架かっていた橋が「黒門橋」だったと思い出し、
なるほど~そうか~と妙に感心。

宇治黒門橋 002

全部を撮ろうとするので、小さくて読めません><
書いてあることはだいたい伊勢の観光案内と同じです。

道向かいは猿田彦神社の境内です。
裏から入ると猿田彦神社の神田があります。

伊勢参宮街道 081

黒門橋を渡って、信号から御木本道路に出たら車は渋滞してました。
猿田彦神社も社殿が新しくなったと聞いたので、参拝に行こうかと思ったけど
とても賑わっていたので今度、静かにゆっくりとお参りします。

     古市参宮街道のサイクリング おわり 

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伊勢神宮の近所で生まれ育って
現在、伊勢の隣の町に在住。

忙しかった子育ても一段落。
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あちこちお出かけするぞ~~
御朱印ももらっちゃうもんね^^

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