木津川の秋の特別御開帳 5

聖武天皇の勅願の岩船寺  2014-11-1参拝  2014-11-17

本日の参拝 海住山寺→神童寺→蟹満寺→浄瑠璃寺→岩船寺→旧燈明寺

高雄山 岩船寺(こうゆうざん がんせんじ)

岩船寺は当尾の里にあり、浄瑠璃寺からの古道は石仏があり、
人気のハイキングコースです。
この日もリュックを背負ったハイカーがたくさんいました。

私たちは車で移動です。
地図を見るとすぐ近くなんですが、林道のような山の道を走りました。
途中、無人野菜販売所があったりして楽しいですけど。

岩船寺もお寺の前に有料駐車場とお土産物屋さんが少しあります。
なんでも焼き芋が有名とかで、ぜひ食べたいと思っていたんだけど、
営業しているのかしていないのか…おばあさんはいるけど、
焼き芋はなかったです;;

木津川 067

地図に石仏が載っていますが、山が結構あって大変そうです。
もしかしてハイキングじゃなくて登山?

木津川 066

さあ、岩船寺へ。
このお寺は国宝はないんですが、重要文化財が目白押しです。
紫陽花寺としても有名だそうです。

木津川 065

山門の石段の下に岩風呂がありました。
三十九坊もあった宿坊の僧がこの岩風呂の冷水で身を清めたそうで、
岩船寺の名前の由来となりました。

木津川 068

山門の受付で拝観料400円を払って境内に入ると、まずこの景色が目に入ります。
緑に覆われた赤い三重塔
この風景の写真を見て、みんな、ここへ導かれて来るんですよね^^

本堂や三重塔へ行く前に…

木津川 069

石室不動明王立像 鎌倉時代 重要文化財
暗くてよく見えないですけど、ほんのりお不動さんがいます。

木津川 070

厄除け地蔵菩薩 鎌倉時代
石仏さんです。石仏の里らしいですね。

木津川 071

五輪塔 鎌倉時代 重要文化財
東大寺のお坊さんのお墓だそうです。

木津川 073

十三石塔 鎌倉時代 重要文化財
昭和十八年に軸石のくぼみの中から水晶五輪舎利塔が発見されたそうです。
それはどこに???どこで拝める?

岩船寺は承久の乱(1221年)で大半の堂塔を焼失し、
再建後も兵火に遭ったそうで、残っているのはやっぱり石のものが多いですね。

木津川 090

重要文化財三重塔に向かいます。

三重塔は少しのぼった所にあり、その下には阿字池があります。
写真は緑だらけで分かりにくいんですが、紫陽花の隙間から池が見えてるんです。

木津川 076

834~847年に仁明天皇が弘法大師の甥の智泉大徳を偲んで建立したと
伝えられていますが、承久の乱で焼失。
室町時代の1442年に再建されたそうです。

この塔は四隅に屋根を支える隅鬼(天邪鬼)がいるんです。
屋根を支える姿がいじらしいんで、写真も撮ったんですが、ボケボケで失敗でした><

木津川 080

今日は特別公開です。
こちらも雨天は公開しないと書いてありましたが、今日は大丈夫でした。

外観も500年以上経っているなんて思えないほど綺麗ですが、
中の壁画もすごく綺麗だと思ったら、平成15年に修理されてました。
だよね~、それで剥げ落ちていた絵も復活したそうです。

木津川 078

浄瑠璃寺同様に誰もいなくて、勝手に見てねって感じです。
撮影禁止とどこに書いてなくて、写真を頂きました。

いろんなお寺や神社で古い絵や壁画を見てきましたが、
どこも創建当時はこんなに色鮮やかだったんでしょうね。

19世紀のヨーロッパの人が日本文化の色彩の美しさに驚いたのが
わかる気がします。ほんと、キレイ。

木津川 082

三重塔から少し登ると鐘楼があります。
この鐘は参拝者も打つことができます。

お賽銭を入れて、ご~~~~ん  いい響きです。

木津川 083

お寺の鐘は震動が全身に伝わってくる感じが好きです。
音が「体に染み入る」ってくるようです。

でもなかなか勝手に撞くことはできないですからね。
撞かせてもらえるお寺は貴重です^^b

木津川 084

三重塔を見下ろせると聞いていましたが、
周りの木が元気に伸びすぎてこんな感じです^^;

木津川 086

鐘楼から少し山道を奥へ入って行くとお堂があります。

木津川 087

歓喜天を祀っているお堂でした。

この奥には貝吹岩があるらしいです。
笠置寺にも貝吹岩があったんですが、戦の時に法螺貝を吹いた岩でした。
岩船寺も戦に巻き込まれたお寺ですから、その岩の上で兵が法螺貝を吹いたのでしょうか。

木津川 075

阿字池越しの本堂。
この時期、花は咲いてないし紅葉には少し早くて緑しかないです;;残念。

岩船寺の縁起は729年、聖武天皇の霊夢により、行基菩薩が阿弥陀堂を建立。
その後、弘法大師とその甥の智泉大徳が潅頂堂を建立。
嵯峨天皇が皇孫誕生を祈願して成就したこともあり、堂塔伽藍が整備されました。

最盛期には広大な寺領を有し、三十九の坊舎がありましたが、
承久の乱で大半を焼失、再建後も兵火により焼失。

江戸時代(1624~1643年)には十宇ほどになりますが、文了律師が勧進を行い、
徳川の寄進により本堂、仏像の修理をしたそうです。

木津川 088

現在の本堂は1988年に再建されたものだそうです。

本堂に上がると、御本尊の大きな阿弥陀如来坐像が目に飛び込んできます。
予想外に大きいので、おおっと声をあげてしまいます。
これは私たちだけじゃなく、後から来た人も「お~~~」とか「うわ~~」とか言ってました^^

本堂にはご住職がおられて、ご朱印を書きながら説明を少ししてくださいました。

木津川 116

パンフレットより。

御本尊の阿弥陀如来座像 平安時代 重要文化財
3mのケヤキの一木造り。 行基作と伝わります。

四天王立像 鎌倉時代 指定文化財。

この阿弥陀さんと四天王。
何がどうと上手く言えないんですが、すごく良かったです。

木津川 117

本堂の中にはたくさんの仏様がいらっしゃいます。
パンフレットに載っていたのは、
普賢菩薩騎象像 平安時代 重要文化財。
智泉大徳作と伝えられ、元は三重塔に納められていたそうです。
像の目が…ちょい悪ゾウ。

十一面観音像 鎌倉時代。
兵火で焼失しなければ、もっとたくさんの仏さんたちがいたんでしょうね。

大変満足した拝観だったんですが、岩船寺はこれだけではありません。
まだ重要文化財があるんです。

木津川 097

山門の外に坂道があります。
ここを上って行くと白山神社と春日神社があります。

木津川 091

かつては岩船寺の鎮守社だった神社です。

木津川 092

左が白山神社で重要文化財(室町時代)、
右が春日神社で江戸時代に復古的に建立されたそうです。

木津川 094

この神社には「ふしぎな箸」という昔話があり、歯痛に効くそうですよ。
しかし「ふじぎな箸」とはどんな昔話か、探してみたんですがわかりませんでした^^;

木津川 093

もとは岩船寺の神社だけあって、仏教っぽい石碑。
右の石、「南無」の下の右は「天理」って読めるけど、左はなんて書いてあるの?

木津川 095

本殿の周りをぐるっと神様の名前を彫り込んだ石が取り囲んでます。
干支だったり七福神だったり天の部の人だったり。とにかくあらゆる神様です。
並べ方は方角とか関係あるのかな?

木津川 096

境内にはたくさん紅葉がありました。
あと1~2週間もすると真っ赤に染まるんでしょうね。

岩船寺に参拝した時は白山・春日神社もお忘れなく!

  高雄山 岩船寺  京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43

時間が少しあるので、あと一つ旧燈明寺に行ってみます。

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伊勢神宮の近所で生まれ育って
現在、伊勢の隣の町に在住。

忙しかった子育ても一段落。
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あちこちお出かけするぞ~~
御朱印ももらっちゃうもんね^^

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